法的に基づいた公正競争規約施行規則には、「歯を白くする」とハミガキの効果として記載しても良いとして、その文言を「ホワイトニング」と言い換えたことで一般消費者に誤解を与えています。
つまり、ホワイトニング=歯が真白になると一般消費者は、期待しますが、実は歯磨き粉の成分と歯ブラシの力だけでは、ヤニや黄ばみを除去する能力しかないので、生まれた当時の歯の天然色までしかなりません。
マスコミに出演しているモデルや芸能人の極端な歯の白さは、いわゆる歯科医院が行っているホワイトニング治療の一つで,その白さを作っているのは、薬品(過酸化水素)と光(LED)を使って、化学的にヤニや黄ばみ分解するだけでなく、歯の表面に小さく凸を形成することで、光の屈折により人工的な白さを作っていると思って下さい。
しかし、それらの薬品は、歯科医師の承認の上で使用できるのであって、それらの成分を歯磨剤に配合するとは薬事法で禁じられています。よって、市販されている歯磨き粉では、生まれた時の歯の白さ以上にすることは残念ながら物理的に不可能と言うのが真実です。
では、ホワイトニングのハミガキは、どうなのかと言います、ヤニや黄ばみを落とす成分が他社よりも多く入っているかと、又は特殊な薬品あるポリリン酸ナトリウム・ピロリン酸ナトリウム・PEG‐8(マクロゴール400)・PEG‐600(ポリエチレングリコール600)など配合して化学的に汚れを浮かして落とし易くするからと言うだけで、それで極端に歯が白くなるわけではないです。つまり、歯科医院のホワイトニングとは全く別物と言うことを理解して下さい。
しかし、様々な歯磨き粉には、ヤニや黄ばみを除去する能力は異なりますが、日本では、それを立証するデーターや文献が少なく、試験する施設もありません。一般のパンフレットやネット上には、使用前&使用後との歯の白さの違いを載せた写真がありますが、それらは容易にCGで作られやすく、信ぴょう性は、とても疑わしいものです。では、ヤニや黄ばみ除去力をホワイトニング力とすれば、それを歯科専門家の基準で測る試験があるとすれば、歯磨き粉の機能性として高く評価しては良いのではないでしょうか。
1970年に米国の大学と民間の企業と米国歯科医師会のもとでステイン(黄ばみ・ヤニ)の除去力を測る方法と機器を世界で初めて発表されました。国内ではその様なことがある事すら公表されておらず、今でも自社で製作した歯磨き粉がどの程度の除去力があるのかをもわからずにホワイトニング効果あるものとして宣伝を謳っているものは沢山あります。では、ヤニや黄ばみ除去力を計測する評価試験とは何でしょう?
この試験はPCR ペリクル清掃性試験と呼ばれ、国際評価基準機構ISOが認められた検査機と米国歯科医師会が指定された歯ブラシを使って、ステイン(黄ばみの)を本当の歯に着色させて、ブラッシング後にどれだけ除去したかを分析するものです。ですから、最も国際的に信用性の高い試験方法と思います。ちなみに、ペリクルとは、歯の全体に唾液などで出来た、とても薄い膜のことです。実は、このペリクルがヤニや黄ばみを付着し易くしています。
米国歯科医師会は、ペロリン酸Na入りのハミガキを100と標準とて、それ以上高いもの歯磨き粉をホワイトニング効果の分類に価するとしています。
日本では、PCR試験を行って、公表したハミガキは数本しかないと思います。記載されて広告内容だけを信じるのでなく確かな臨床データーをもとに歯磨き粉を選ぶのも大事と思います。
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